おしゃべりが招く罠

女性というのは本当におしゃべりが大好きであり、これが惨事を呼び寄せることは往々にしてある。

彼女は残業続きのうえに先週の日曜日が休日出勤だったために、久しぶりに平日の代休をもらえることとなった。

平日に昼まで寝るのは最高の贅沢とばかりに寝る予定だったのだが

早起きが身についているせいで結局朝6時に目が覚めてしまったのである。

ふと、彼女はいつも遅刻する同僚を思い出した。

昨日も上司に遅刻を諌められており、さらに昨夜は遅くまで彼女の残業に付き合ってくれていたのもあり、気になったのである。
彼女は同僚のためにモーニングコールをしてあげようと思いつき、コールを鳴らした。

昨夜遅かった同僚は眠い目をこすりながらも飛び起き、感謝を告げると即、支度を整えた。

いままでこんなことをされたことがなかった同僚は、ついうれしくなり、
出かける間際に再度感謝と安心してもらうために「これから出社するね」とモーニングコールをくれたOLに連絡をしたのである。

昼まで眠るつもりで、予定を立てていなかった彼女はコーヒーを飲みながらくつろいでいたが、
だんだん話し相手が欲しくなっていたのである。
くつろぐ
昨日休めれば彼氏と一緒にいれたのに・・・と彼女のチョッとした投げかけに
「彼氏と一緒に休みとれれば、よかったんだろうね」と
ほんのささいに、ついうっかりと彼女の話にのってしまったのが運の尽き
間違いの始まりだったのだ。

状況を忘れて、おしゃべりに花が咲いた二人は時を忘れて話し込んでしまった。

彼女たちが我に返ったころにはすでに電車の時間はとうに過ぎ去っていた・・・。


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